こんな悩みに
日本看護協会の全国調査によると、2021年度の新卒看護師の離職率は10.3%でした。新卒看護師のおよそ10人に1人が1年以内に病院を辞めている計算になります。
医療現場で研修やコンサルをさせていただいていると、こんなお声をお聞きします。
医療現場のリーダーや管理者の声
では、組織として新人看護師に対して何もしていないとのかと言うと、全くそんなことはありません。様々な育成指導に取り組まれています。にもかかわらず、状況はあまり変わっていません。その上、「優秀なスタッフ」の思いもよらない退職が増えているというのが、ここ数年の傾向です。
職場でのコミュニケーションを考えますと、コロナ禍や働き方など社会背景が急激に変わってきています。急激な変化の時代なのに、組織のリーダーとスタッフとのコミュニケーションは変わっていないのではないかと感じます。
現代社会を考えますと、新入社員の資質が変わってきていますし、外国人スタッフが増えてきています。また、「働き方」に対する環境や個人の感覚も激変しています。こういった社会背景に合わせた組織のコミュニケーションが図られていないことが、問題なのではないでしょうか?
現場で新人看護師が「少し、いいですか?お話があります」と言ってくるときは、よっぽどのときです。その「よっぽど」の前に良好なコミュニケーションがとれていたら、「来月末で辞めます」という急な離職者を防ぐことができるはずです。
なぜなら、多くの退職者の共通した退職理由は、
この3つになります。
私は新人の話を聞いていると言われる主任やリーダーの方もいらっしゃると思いますが、若手・新人にヒアリングすると、このような結果です。ということは、新人看護師との間でコミュニケーションギャップが生じているということになります。
そして、新人担当の指導者の方々とお話をすると「新人が何を考えているのかわからない」というお声が圧倒的です。
何を考えているのかわからない若手・新人の扱いに苦戦されている現場が多いのではないでしょうか?
組織内のコミュニケーションの目的は、仲良しグループをつくりたいわけではないはずです。若手・新人と友だちになる必要はありません。
本研修では、『先輩・上司は理解不能?今どきの若手・新人にみられる特徴』をお伝えし、若手・新人のタイプに合わせた効果的なコミュニケーション手法を学びます。そして、新人看護師の行動特性・コンピテンシーを弊社独自のコンピテンシーチェックシート、コンピテンシーレーザーチャートで可視化し、まずは現時点でのパフォーマンスを新人看護師が自覚できるようにサポートします。
行動特性・コンピテンシーとは?
行動特性とは、個人が持つ行動パターンや思考の傾向のことを指します。そして、ハイパフォーマーが持つ特徴的な行動特性をコンピテンシーといいます。コンピテンシーとは、知識やスキルに加えて、価値観や信念を含めた全体を反映した行動のことを指します。簡単に言うと、成果につながる行動特性をコンピテンシーといいます。
ハイパフォーマーの看護師は「やろう!」と意気込むことなく、自然とできているはずです。では、最初から出来ていたのかというと、そんなことはありません。
本研修では、新人看護師の行動特性を明らかにし、個々のタイプに合わせた指導法をお伝えします。できない状態から、自然とできる状態になるための指導育成法を学びます。
指導者のための新人看護師のタイプに合わせた指導育成セミナー 内容
指導者のための新人看護師のタイプに合わせた指導育成セミナーのポイント
point 1 |
やらない・出来ない新人看護師を育成するためのプログラムです |
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point 2 |
何を考えているかわからない若手・新人のタイプに合わせた効果的な指導育成法が学べます |
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point 3 |
時間がない!人が足りない!医療現場に効果的なDoing(やる方)とBeing(あり方)が学べます |
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先輩・上司は理解不能?
今どきの若手・新人にみられる特徴とは?医療現場の指導者の方々とお話をさせていただくと、「新人が何を考えているのかわからない」というお声が圧倒的です。
先輩・上司は理解不能?今どきの若手・新人にみられる特徴
- 先輩・上司との直接的なコミュニケーション(報連相)は避ける
リアルタイムに必要なことが共有されず、インシデント(ヒアリ・ハット)が起こってしまう
- 仕事も人間関係も受け身の傾向がある
幼い頃から協調性を求められ、自己表現は避けて受動的になってしまう
- 心を開く人の範囲が狭い
直接的なコミュニケーションより、LINEやDM、SNSでのコミュニケーションに慣れています
- プレッシャーに弱い
手元に“答え”があった世代には「間違ってはいけない」という思い込みがあり、失敗(経験)を恐れる傾向にあります
- 明確な正解を求める
物事には必ず1つの正解があり、“答え”は外部(SNSや他者など)から得るものという思い込みがある
いかがでしょうか?強く注意するとメンタル不調を訴える新人がいたり、ちょっと注意するにも気をつかわれているのではないでしょうか?
本研修では、新人看護師の行動特性を明らかにし、個々のタイプに合わせた指導法をお伝えします。
介護・医療職専門コーチ
レジリエンストレーナー三田村薫
レジリエンスが高い人はトラブルや困難な場面に直面しても、速やかに立ち直ることができます。組織全体でレジリエンスの向上を図ることで、組織や社会の急激な変化にも柔軟に対応でき、結果的に組織全体の成長に繋がります。
詳しくはこちら
指導者のための新人看護師のタイプに合わせた指導育成セミナー 費用
受講料 | 330,000円 |
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受講時間 | 4~5時間 |
受講人数 | ご相談ください |
※2~6時間研修、オンライン研修も行っております。ご予算、研修内容などお気軽にご連絡ください。
※宿泊が必要な場合は、別途宿泊費が必要となります。