新年度がスタートし、これまで一緒に働いてきた元同僚をまとめる立場になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「注意しづらい」
「距離感がわからない」
「嫌われたくない」
こんな葛藤を抱えている新任リーダーもいらっしゃるかもしれませんね。
元同僚をまとめる難しさは、能力や経験の問題ではなく、これまでの関係性があるからこそ起こる自然な悩みや課題です。
まず、大切なのは「仲の良い同僚(先輩)」から「役割を担うリーダー」へ立場が変わったということを自分自身がしっかりと認識し、受け入れることです。
もちろん、リーダーになったからといって、急に偉くなる必要はありませんが、これまでと全く同じ関わり方のままでは、現場は回らなくなります。
ここで意識したいのは、役割で関わるということ。
「私はこう思うから」ではなく、「リーダーとして、この場面ではこう判断します」と伝えることで、個人的な感情と業務上の判断を切りわけやすくなります。
次に気をつけたいのは、距離の取り方です。
急に壁を作る必要はありませんが、特定の人とだけ親しくする、冗談が行き過ぎるといった関わり方は、不公平感を生みやすくなります。
誰に対しても態度を変えず、一貫した関わり方を意識すること。そうすことで言動にブレがなくなり、信頼が生まれます。
また、注意や指導が必要な場面では、「言いにくいから後回し」にしないことも大切です。
小さな違和感を放置すると、不満や誤解が広がり、結果的に関係性がこじれてしまいます。ポイントは、人格を否定するのではなく、行動や事実にフォーカスして伝えること。
「どうしてできないの?」ではなく、「この部分がこうなっていたので、一緒に確認したい」という伝え方をすると、相手も受け取りやすくなります。
そして忘れてはいけないのが、完璧なリーダーを目指さなくていいということ。リーダーの役割は、すべてを一人で抱え込むことではありません。
困ったときは上長に相談し、スタッフの力を借りながら現場を整えていく、周囲を巻き込むことも立派なリーダーの仕事です。
元同僚をまとめる経験は、簡単ではありません。しかし、この経験を通して身につく「伝え方」「関係づくり」「判断力」は、必ず今後の大きな力になります。
まずは、
・役割として伝える
・誰に対しても同じ態度を意識する
この2つから始めてみてください。
AIに相談する若手スタッフにリーダーが果たすべき役割とは?
先日、研修でご一緒している人事ご担当者から、若い世代が職場の上司や同僚ではなく、AIに相談するケースが増えてい