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③生きているうちに生き方を変える

2021/02/17
③生きているうちに生き方を変える

先日、買い換えたスマホが初期設定のままのせいで“お知らせ”が通知されます。今朝の“お知らせ”で星野源さんが大病を経験して「人生は一度しかないので、どんどん面白いことをしていこうと。生まれ変われるのは、生きてる間だけですからね」とインタビューで答えられている記事を目にしました。

 

このブログを書いている途中だったので「同じことを考えている人がいた!」と驚きました。しかも、星野源さん。

 

このブログを書くキッカケは恩師から、『生まれ変わるんだったら、生きているうちじゃないと意味がない』と言われたことをフッと思い出したからでした。

 

輪廻転生を信じているわけじゃないけど、「あのとき自分は生まれ変わったんだ」とか、「これからは、生まれ変わったつもりで頑張ります」とか、けっこう簡単に人は宣言したりする。単に「新しい自分で生きていきたいです」という希望を表明しているのだと理解していたけど、新しい自分って?生まれ変わるって?どういうことなのか考えてみました。

 

私たちの一日を振り返ると、朝起きてからのルーティンがあって、仕事してイライラして、帰宅してリラックスできる環境に身をおいて眠りにつく、そして朝起きてルーティンをこなして……。

 

この一日のなかで様々な感情がわき起こって、その感情に伴った思考が巡って、何某かの行動を起こすことを繰り返しています。

 

この繰り返しが何年も何十年も続くことが「生きる」ことだとすると、

思考を変えることが生まれ変わることなのか?

感情を変えることが生まれ変わることなのか?

行動を変えることが生まれ変わることなのか?

 

たとえば、行動を変えるとなると「明日から5時起きにしよう!」とかかも知れないし、思考を変えるとなると、いつも悲観的な考えをしてしまうのを「楽観的に考えてみよう!」とかかも知れない。

 

では、勝手にわき起こってくる感情を変えるとなると?

 

そもそも、ネガティブ感情に伴った思考を巡らせて行動をしている(行動しないと決める)とすると、ネガティブ感情をポジティブ感情に変えることが「生きる方を変える」ことになるのでは?

 

でも、感情だけは、自分で「こう変えよう」とコントロールしようとしてもできません。

 

私がコーチングを学びだした頃を思い返すとコーチから、「目の前のピンチをチャンスに変えるには、どうしたらいいと思う?」と訊かれたとき、ひねくれている私は内心、『はぁ?ピンチはピンチでしょう』と思考がストップしました。

 

その頃の私は、出来事や他人や自分に対する捉え方を変えられるということを理解できていなかったのです。

 

これは、捉え方を変える(変えられる)という概念があって、その概念と自分の体験を重ねることで初めて「捉え方を変える」ということを腑に落とし理解することができます。

 

概念だけでも、体験だけでも、腑に落とした理解にはなりません。

 

理解できているからこそ、捉え方を変えることを試みる→思考が変わる。捉え方が変わると感情・感覚も変わる→感情・感覚が変わる。そうすると、思考が変わり→感情が変わり→行動がかわる→生き方が変わることに繋がる。

 

まずは、捉え方を変えることができるんだという概念を学ぶ必要があったのです。私にとって、私がAと捉えていることは、全人類がAだと捉えるに違いない。Bだと捉える人はオカシイ人だと思っていました。ものすごく凝り固まった考えですが、当時はそう思って疑いませんでした。

 

捉え方は人それぞれ違って当然だということが腑に落ちたとき、けっこうなショックと目の前の世界が広がったようなインパクトがありました。感情・感覚が変わった瞬間です。そして、私にとってのAは、他の人からするとBかも知れないし、Cなのかも知れないと捉え方が変わったのです。

 

これまた恩師から、『出来事は変えられないけど、捉え方を変えられることが救い』と言われたことを思い出します。


生き方を変えるとは、まずは捉え方を変えることなのではないかと思うのです。そのためには、自分がどう捉えているのかに気づくこと、自覚することが必要です。ご自分の内面にあるプログラム・価値観に気づくためにコーチングをご活用ください。

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