レジリエンスは「回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される心理学用語です。
私が、レジリエンスを学び出した頃は、まだ書店にもレジリエンスというタイトルがつく本は数える程でしたが、最近、大型書店ではレジリエンスコーナーができるほどレジリエンス関連本が増えました。でも、書店に並んでいるレジリエンス関連本は、男性が書いた男性のための「レジリンス本」が多いことに気づいたのです。女性は女性特有の立ち直り方があり、その方が早い段階で立ち直ることができ軌道修正ができるのではないかと考えました。誰しも落ち込んだ状態から早く抜け出したいと思うものであり、落ち込んだ状態が好きという人は少ないと思います。ならば、早い段階で、自分が望む状態に自分が出来ることはないかと思い本書を書きました。
「レジリエンス」は先天的なものではなく、誰にでも鍛えることができます。本書では、レジリエンスを鍛えるためのメソッドをいくつか紹介しています。自分がムリなく続けられる方法、もしくはストレスなく実践できる方法を選んで試してみてください。もちろん、複数のメソッドを実践するほど、レジリエンスは高められます。一つずつクリアしていくイメージで試してみるといいかもしれません。本書を参考に、レジリエンス力を高めて少しでもストレスを感じにくい心を育てて下さい。