今回の新型コロナウィスルの感染拡大で予期せぬ出来事や
不測の事態に見舞われた方も多いと思います。
不測の事態に遭遇した場合、急きょ予定変更や急な対応を迫られ、
「今回は、タイミングが良かった」と安堵した方も、
「今回は、タイミングが悪かったな」とガッカリされた方も
いらっしゃるかも知れません。
今回は、タイミングの良さ(運の良さ)、
タイミング悪さ(運の悪さ)について考えていきたいと思います。
あなたは運が良い方ですか?運が悪い方ですか?
と伺ったときの回答で、あなたの物事の捉え方がわかります。
どういうことかと言いますと、
例えば、待ち合わせの時間ギリギリとなってしまい、
急いでホームまで走ったはいいけど、
目の前で電車のドアが閉まってしまい乗れなかった。
「ヒールで走ったのに……」と無駄な体力をつかってしまったと
ガッカリしつつも乗り継ぎアプリで調べたら、
1本後の電車でもギリギリ間に合うことが判明した。
というシュチュエーションになった場合、
この出来事をどんな風に捉えるのか?なのです。
ある人は、「目の前でドアが閉まるなんて恥ずかしい思いまでしたのに
1本後の電車でも間に合うんだったら、別に走らなくても良かったじゃん。
本とタイミング悪いよな〜」と捉える人もいれば、
ある人は、「久しぶりに走ったら、体力の衰え感じたわ。
こりゃジム通いを再開しなきゃ!ジムを再開するキッカケになったわ。
それに、1本後の電車で間に合うんだったら、
待ち合わせにも間に合うし、良かった〜!」と捉えるかの違いです。
実は、タイミング(運)の良い・悪いは、
目の前の出来事が同じでも捉え方が違うだけなのです。
「私は、運が悪い!」と思い込んでいるか、
「私は、運が良い!」と思い込んでいるかの違いだけです。
では、なぜ同じ出来事でもネガティブに捉えてしまうのかと
言うと色々と考えられますが、1つは「自分はタイミングが悪いんだ!」
「運が悪いんだ!」「間が悪いんだ!」とネガティブに捉えることで
先にガッカリしておいて、期待したことが実現されなかった場合の
ガッカリ度を軽減させるという保険をかけていると考えられます。
最初から、「自分は、タイミング(運)が悪いんだ!」
と思っていた方が心の安心・安全が保たれるわけですね。
物事をネガティブに捉えるということは、
リスク回避や計画を練る上で必要なことです。
ですが、過剰にネガティブに捉えてしまっては、
あなたの未来のために「人生をどう生きていきたいのか?」
という建設的な考えを巡らせる隙間がなくなってしまいます。
まずは、自分の思い通りの結果にならなかったとしても、
今回は期待と違っただけと捉えることです。
これは、気づけば無意識的にネガティブに捉えてしまったとしても、
気づいた時点で意識的にポジティブに捉え直すことはできるはずです。
意識的にイメージをポジティブに上書き保存してください。
なぜなら、脳はイメージと現実の区別がつかないからです。
ポジティブイメージを上書き保存することを繰り返しているうちに、
「運が良い」という現実が引き寄せられるかも知れません。
あなたは、人生をどう生きたいですか?