自分を信じる「③信頼する」
あなたは「自信がないんです!」と自信たっぷりに言っていませんか?多くの人は、自信がないことに自信たっぷりです。落ち込みを学びに変えるには、自分に対する「信頼感」が重要になります。自分を「信じる力」は、レジリエンスを高めるために不可欠な要素です。
過去に囚われるのではなく、今から未来を創りだす
失敗とは、方法や目的を誤って良い結果が得られないことと定義すると、方法や目的が間違っていただけなのですが、私達が「やりたくないな」と二の足を踏むときには、過去の失敗が影響している場合が殆どではないでしょうか。仕事でも、対人関係でも、試験勉強でも過去に「これをやって失敗してしまった」という経験は、安心安全欲求のある私達に「やりたくない」「やっても同じこと」「やらない方がいいのでは?」と二の足を踏ませます。
誰でも失敗は嫌なものですし、できることなら失敗したくありません。ですが、失敗を恐れるあまり、自分で考えない、指示したことしかやらない、マニュアル依存のスタッフばかりでは、その場で柔軟な対応が求められる医療・介護現場では、常に誰かにしわ寄せがいってしまいチームケアが機能しません。なぜ、スタッフが失敗を恐れてしまうのかを①知ること。そして、スタッフの失敗を②許すこと。スタッフを③信頼することです。
私たちにとって大切なことは、過去に囚われるのではなく、今から未来を創りだすことなのではないでしょうか。失敗しても、成功しても、思い通りにいかなくても、上手くいっても、それも体験です。人生で体験が一つ増えたと捉えることこそ、レジリエンス思考術です。
『マンガでわかる介護職のためのコーチング〜介護現場の悩みを一挙解決! スタッフや利用者家族との関係を良くするための30の技術〜』出版記念講演会のご案内
このたび、誠文堂新光社様から『マンガでわかる介護職のためのコーチング〜介護現場の悩みを一挙解決! スタッフや利用者家族との関係を良くするための30の技術〜』を刊行させて頂くこととなりました。
「今どきの子は少し注意するとすぐに落ち込んでしまうから、指導方法がわからない」
「新人が仕事を進んでやろうとしない」
「辞めてほしくない人ほどすぐ辞めてしまう」
こうした新人・後輩指導にまつわる悩みをコーチングによって解決するための解説書です。
本書は、コーチングやNLP(神経言語プログラミング)、心理学をベースに介護職の悩みを解決する事例30をマンガでご紹介。介護現場あるある事例に対しての知識編では「なぜ?」を困ったスタッフの心理を解説。実践編では「やってみよう!」という解決策をご紹介しています。それぞれの困りごとに対する解決策をコーチングに基づいて解説しています。
※Amazonのサイトから「マンガでわかる介護職のためのコーチング」の概要をご覧いただけます。
本書を執筆している2020年は、誰も予測できなかった新型コロナ感染症が拡大しました。コロナ禍のような、誰も経験したことのない不測の事態に対して、臨機応変な対応や迅速な判断が、これからの介護現場で益々求められることは間違いありません。
今いるスタッフにどう活躍してもらうのか、法人として何をしたらスタッフのモチベーションが保てるのか、先が見えない混沌とした今だからこそ求められる、主体性のあるスタッフを育成していくコーチングが必要なのです。
目の前にどんなことが起きたとしても、それを自分がどう受け止め、どんな風に学びにしていけるのか、それは自分でいかようにも変えられます。身の周りでおこる出来事は変えられません。ですが、捉え方(意味づけ)は変えられることができます。そのために、自分がどんな価値観・フィルターでどう捉えているのか、本書でご紹介しているトレーニングをご自分が実践してみてください。
講演会は、コーチングをご存知ない方でもご理解いただける内容になっています。また、介護職や医療職に関わらず、どなたでもご参加いただけます。
講演会内容
●コーチングとは?
●コーチングの三要素
●質問の効果とは?
●問題がつくりだされるプロセス
●真のコミュニケーションの目的 など
講演会概要
『マンガでわかる介護職のためのコーチング〜介護現場の悩みを一挙解決! スタッフや利用者家族との関係を良くするための30の技術〜』出版記念講演会
●講演日時:2021年 7月24日(土)
●時間:10時〜12時(30分程度延長する場合がございます。ご了承ください)
●講演者:三田村薫(コミュニケーションオフィス3SunCreate代表)
●参加費:3,300円(税込み)
●定員:40名