事例『「私は歳ですから・・・若い人に言って下さい」年齢を盾に責任の重い仕事を避けるスタッフ』
デイサービスに勤めるYさんは57歳の介護福祉士です。介護職としての経験は、8年間と長く、穏やかな人柄が他のスタッフやご利用者に安心感を与える存在です。ただ、軽い腰痛がありトランスファーを避けることが度々ありました。そんなある日、新人スタッフから、「Yさんは年齢や腰痛を理由に難しいトランスファーや気難しいご利用者の車椅子介助や更衣介助などを率先してやってくれません。リーダーからYさんに言ってください!」と他のスタッフからも、Yさんは責任の重い仕事を避けると不満の声があった。リーダーであるWさんは、Yさんにまず腰痛の症状について聞いてみました。すると、Yさんは「腰痛は今のところ問題ないんですけど、あと少しで定年退職になるし、難しいトランスファーで腰痛を悪化させたくないんです。それに若いスタッフの方がご利用者も喜んでいるみたいですし、私は、歳なんで・・・」と話した。リーダーのWさんは、普段から穏やかで人当りも良いYさんに「年齢のことを理由に責任を放棄しないで下さい!」と厳しいことも言えず、しかし、他のスタッフが言っていることもわかるし、間に挟まれてどうして良いかわからず悩んでいました。
責任の重い仕事を嫌がるスタッフへの対応には、どう対処すればいいのでしょうか?解決策と困ったスタッフへの対処法をお伝えしています!