『臨機応変な対応ができないスタッフへの対応』〜空気が読める介護職員になるために必要なこととは?
【事例】デイサービスセンターで働くHさんは、某メーカー勤務から転職してきました。とても生真面目な性格で業務も正確に行いたいという気持ちが強く、融通の利かないところがあります。一緒に働く先輩スタッフは、「ご利用者によっても、やり方が違うから臨機応変にやって」と言っても、納得しません。
ある日、Hさんがご利用者をお迎えに行った際、ご家族が玄関先で椅子に乗って電球の付け替えをされていました。その際にご家族から、「丁度、良かった椅子を押さえていてくれない?」と言われたHさんが「介護保険外のサービスは出来ません」とお断りし、ご家族から「介護に携わっている人なのに思いやりがなさすぎる!」とクレームになりました。
よく介護現場で「空気が読めないスタッフがいて困っている」と耳にします。ある施設のリーダーから、「その場の「空気を読む」ということを自分は出来ても教えることができないので困っています。マニュアルにできたら良いんですけど・・・」と話されました。「空気を読む」ということが介護現場でできれば、「オヤツの時間だけどテレビに集中されているから、もう少し後でお声かけしよう」、「〇〇さんは几帳面な方だから、時間通りにお声かけした方がいいな」とご利用者の状況に合ったマニュアルの枠外の対応が自然と出来るはずです。
では、「空気を読む」には、どうしたらよいのでしょうか?解決策と困ったスタッフへの対処法をお伝えしています!