介護現場あるある事例「うちの父がそんなことするはずないでしょう!」〜ご家族がセクハラ行為を認めてくれない
最近になってようやく、多くの介護職員がご利用者やご家族からハラスメントを受ける被害が明るみに出るようになり、厚生労働省が民間のシンクタンクに委託して行った調査の結果が公表されました。
ハラスメントを受けた経験があると答えたのは、50%超のサービスが多く、特養に至っては、71%が被害にあった経験があることがわかります。ハラスメントの具体的な内容は、身体的暴力、精神的暴力、セクハラなど様々ですが、本誌ではご利用者からのセクハラ行為をご家族が認めてくださらない事例をご紹介しています。
ご家族に言いにくいことを伝えるのは避けたいが本音だと思います。ですが、ご家族の理解を得られなければ、介護現場のスタッフがどんどん疲弊していきます。介護リーダーには、「伝える力」が必要なのです。これは、ご家族だけではなく、同僚や上司、他事業者、ケマネジャーに対しても有効なスキルです。
業務上で起こる問題やスタッフ育成や指導など、「もっと、時間に余裕があれば出来るのになぁ〜」、「突発的な業務が多すぎる!」、「優先順位なんかつけられないよ」、「ドタキャンがあったりで、臨機応変にしないきゃならないから予定なんか組めない」など、時間管理は、多くの介護職員が抱える大きな悩みのひとつと言えます。しかし、誰もが1日24時間以上を持つことはできません。時間は万人全員に公平に与えられた資源です。「時間が足りない」と感じるのは、それだけあなたがたくさんの人たちから頼られる存在だからとも言えるかも知れませんが、時間があったらと言った瞬間から時間に振り回されています。人手不足で時間のない介護現場では、「計画」と「行動」の2つが必要なのです。
今後しばらくは、新型コロナウイルスと共存していく生活が続くと予測されます。介護リーダーは、新型コロナウイルスのみならず、衛生管理や人材の確保や育成をどのようにしていくのかのかの方針を示していく必要があります。
介護リーダーが実践すべき適切な時間管理&介護リーダーに必要な「伝える力」の身に付け方をお伝えしています。是非、ご一読ください。