自分を信じる「③信頼する」
あなたは「自信がないんです!」と自信たっぷりに言っていませんか?多くの人は、自信がないことに自信たっぷりです。落ち込みを学びに変えるには、自分に対する「信頼感」が重要になります。自分を「信じる力」は、レジリエンスを高めるために不可欠な要素です。
過去に囚われるのではなく、今から未来を創りだす
失敗とは、方法や目的を誤って良い結果が得られないことと定義すると、方法や目的が間違っていただけなのですが、私達が「やりたくないな」と二の足を踏むときには、過去の失敗が影響している場合が殆どではないでしょうか。仕事でも、対人関係でも、試験勉強でも過去に「これをやって失敗してしまった」という経験は、安心安全欲求のある私達に「やりたくない」「やっても同じこと」「やらない方がいいのでは?」と二の足を踏ませます。
誰でも失敗は嫌なものですし、できることなら失敗したくありません。ですが、失敗を恐れるあまり、自分で考えない、指示したことしかやらない、マニュアル依存のスタッフばかりでは、その場で柔軟な対応が求められる医療・介護現場では、常に誰かにしわ寄せがいってしまいチームケアが機能しません。なぜ、スタッフが失敗を恐れてしまうのかを①知ること。そして、スタッフの失敗を②許すこと。スタッフを③信頼することです。
私たちにとって大切なことは、過去に囚われるのではなく、今から未来を創りだすことなのではないでしょうか。失敗しても、成功しても、思い通りにいかなくても、上手くいっても、それも体験です。人生で体験が一つ増えたと捉えることこそ、レジリエンス思考術です。