4〜6月号連載の最終回は、レジリエンス思考を身に付けるためにおさえておきたいポイントの「②許す」「③信頼する」をお伝えします。
自分を信じる「③信頼する」
あなたは「自信がないんです!」と自信たっぷりに言っていませんか?多くの人は、自信がないことに自信たっぷりです。落ち込みを学びに変えるには、自分に対する「信頼感」が重要になります。自分を「信じる力」は、レジリエンスを高めるために不可欠な要素です。
落ち込んでいるときには、一刻も早く忘れてしまいたい、無かったことにしたいと思いがちですが、実際にあったことを無かったことにできませんし、何より自分自身が憶えています。まずは、無かったことにするのではなく受け入れる「許す」ことです。
医療・介護現場で働くスタッフは、感覚的に捉える人が多く自分の気持ちや感情を言語で表現することが苦手な傾向にあります。スタッフの気持ちや感情を引き出す工夫をお伝えしています。