本日は「介護現場のリーダー養成研修・情報共有」を奈良県で開催しました。
全3回開催されます本研修の第1回目は、『情報共有』です。
介護現場では様々な情報を扱います。しかも、その情報は日々かわっていくものばかりです。
ご利用者の心身の状態や入退院の記録、通院日時、介護サービスの有無、介護サービス記録、介護計画書、服薬の変更、食事形態など、列挙するとキリがありません。その多岐にわたる情報を個人情報保護法により、他者の目に触れる所には掲示できない決まりになっています。
日々、変化していく情報を目のつく所ではなく目につかない所で管理しないといけない。すると余計に情報共有が難しくなります。
でも、情報共有することでチームケアが成り立ち、ご利用者のQOLの向上につながることは、介護現場の皆さんはおわかりだと思います。介護現場の永遠のテーマでもある、医療職と介護職の連携や情報共有するには何が必要なのか?「報連相」は相手の言ったことを繰り返して確認しても意味がないのは、なぜなのか?
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介護現場あるある事例をつかってグループワークで学びを深めました。
まだまだ、しっかりとコロナ感染対策を行わなければならない状況ですが、リアル研修ではワーク中や休憩中のご参加者から聞こえてくるお話から研修を組み立てることができます。すっかりオンライン研修に慣れてしまいましたが、やはりリアル研修ならではの良さがあると実感しました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。